竜王山のホタル生息調査
◆東京都八王子市在住でホタル研究家の小俣軍平さんが25日、竜王山にこられ生息調査をされました。 小俣さんは「マドボタル」の研究で全国を軽自動車で飛び歩いておられる方で、前日は愛媛県今治市でさなぎを捕獲されています。
竜王山では、ヒメボタルの発生する場所を中心に調査をされました。
小俣さんによるとヒメボタルと同じ環境をマドボタルも好むらしく、
食料も同じ陸棲の貝です。 ある斜面を少しいじっただけで、次々と巻き貝が現れその数は10種類。小俣さんはこの貝の発見に
「通常簡単な目視だけでこれだけの貝が発見されることはありません。」
「竜王山には少なく見積もっても30種類以上の陸貝がいるのではないでしょうか。」
と驚いておられました。 竜王山には、兵庫県立人と自然博物館の八木研究員のヒメボタル調査で
という成果を発表しておられますが、この話をすると小俣さんは
「万というヒメボタルがいるとすれば、その百倍の卵が産まれ、それらが食すための貝が数倍いるはず。」
として、竜王山の自然が大変豊かであることを述べられていました。
ヒメボタルの発生は5月中旬から6月上旬 竜王山のヒメボタルは、5月中旬から6月上旬に掛けて、ぴかぴかと光りながら草地を飛び回ります。
メスが飛べないために、開発で死滅してしまいます。 この環境をいつまでも守り、後生に伝えていく必要があります。
またこの日の調査の過程で、山野草がたくさん花を咲かせているのが確認されました。
エビネの森ではキエビネが花をつけていました。
また、森の中にはシュンランやフデリンドウ、ウラシマソウがたくさん咲いていました。
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コメント
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4月25日には大変お世話になりました。竜王山
ともう1箇所の二次林ではオオマドボタルの幼虫をみつけられませんでした。翌日宇部市と山口市の間国道2号沿いを6箇所調査しました。環境は抜群でしたがなぜか幼虫はみつかりませんでした。3日目、4月27日に玖珂郡玖珂町の調査をしました。ここはまた幼虫が沢山いて簡単に採集できました。
山田さんは、最近高尾山にお出でになったのですね。その行動力にはびっくりさせられました。板当沢は高尾さんから10分ほどの所です。今度お出でになる時にはご連絡ください。ご案内致します。
投稿: 小俣軍平 | 2006年5月29日 (月) 23時49分