ヒメボタルの幼虫
■先日、竜王山の陸貝調査について書きました。
今日、改めて9日にある教養講座の準備のために竜王山に登り、陸貝(貝殻ばかりですが)の採取を行いました。
そろそろ貝殻を入れる容器がいっぱいになったので、帰りながら、「ちょっとここも様子を見てみよう。」と最後の場所で草地をごそごそしていたら、焦げ茶色の虫が見えたので「もしかしたら」と思い、あわせて採取して図鑑で調べるとヒメボタルの幼虫でした。
これまで飛んでいる雄のヒメボタルや草地で動かない雌のヒメボタルは、いくつも捕まえたことはありましたが幼虫を発見したのは初めてで、飛び上がらんばかりのうれしさでした。
節が12個見えます。 雌雄はわかりませんが大きさからすると雄のように思えます。
採取した幼虫の体長は13m/mですから大柄です。しばらくケースに入れ、さなぎになり成虫になるまで観察してみたいと思います。
竜王山のヒメボタルは、中国山地にいるような小型もいれば、海沿いの平地や関西方面に多くいる大型のものまでおり、今後の研究が楽しみです。
ヒメボタルを研究しておられる兵庫県立人と自然博物館の 八木 剛学芸員は「竜王山はまれにみる大産地」と評しておられ、3月には独自に調査にこられたばかりです。
よそでは、観察するのにも苦労が必要ですが竜王山は公園の中の舗装道沿いならどこでもみられます。
今年は、今月の15日頃からみられるもようで、来月の10日頃まで楽しむことができます。
私は、基本的に毎日、観察のために山には入りますので「写真を撮りたい。」「観察を手伝いたい。」「観察してみたい。」と思われる方は、ご連絡いただければ夜の竜王山をご案内します。
服装としては、長袖長ズボン、できたら長靴(藪の中に入ったり、しゃがみ込むときなどのため) 持ち物としては足下を照らす程度の懐中電灯をご用意ください。
竜王山は今、山野草が花盛りですがもうすぐヒメボタルが夜の竜王山を美しく飾り立ててくれます。 今から心わくわくです。
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