漁業はなくなってもいいのか
■今日ある漁業後継者から、わたしに深刻な相談を持ちかけられました。
この漁業後継者は、市営住宅に住んでいますが以前は、アサリ漁が好調でしたが最近は不漁というか、アサリの水揚げはゼロという事態です。
収入は大きく落ち込み、最近は沖に出て魚を捕る漁法に切り替えています。しかし、多くの瀬戸内海漁師がそうであるように、かろうじて「飯が食える程度」でしかありません。
こんな状況が随分続いていますので、市営住宅の家賃や国民健康保険料、国民年金は長期滞納です。
国民健康保険証は取り上げられ、健康診断を受けるどころか病気になっても我慢しなければいけません。
そしてこの度、市から裁判を掛けられ、市営住宅から追い出されようとしています。
漁業という産業の危機を放置するのか
■わたしは、6月と9月の議会で漁業という産業の危機をどう考えるのか、重大な問題として取り上げています。
漁業の危機であるという認識を市の担当課は持っていますが、市営住宅家賃と国民健康保険料の滞納はあくまでも別問題として考えているようです。
ですから、状況の把握と対策ではなく、滞納を理由の追い出しのための裁判です。
10日に、この漁業後継者と市の住宅課が話し合うことになっていますが、
昨年11月のこと、市営住宅追い出しの裁判の結果をたてに市は、ある男性を市営住宅から閉め出し、寒空に放り出してしまいました。
この男性はポケットにあった10円で、わたしに電話をかけてきて「今、きらら交流館にいます、食べることもできず、住むところもない。」と助けを求められました。
わたしはすぐにきらら交流館に行き、この男性と面会し事情を聞きました。
市の担当課の職員に電話をしたところ「こんな時間に電話をかけられては迷惑だ。」といわれ、電話を切られました。
わたしはすぐに思い当たるところに電話をかけ、雨露がしのげるように対策を立て、朝になって市の社会課でこの男性を救ってくれるよう働きかけをしました。
今回はまだ、漁業後継者は締め出しを受けてはいませんが、先例でいえば行くところがあろうとなかろうと、「裁判の決定」として閉め出すことになってしまいます。
残念ながら、今の市政は漁業の将来より目の前の「家賃」滞納一掃の方を優先する「冷たい市政」と言わなければなりません。
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