お年寄りいじめがますます拡大
■先日、敬老会の準備をしておられる方達がおられましたので、お手伝いかたがたお話を伺いました。 後期高齢者医療保険制度について聞いてみると、漠然と来年から制度が始まることは知っておられましたが、具体的に負担が大変になるということはご存じではありませんでした。
問題点を列記すると以下のようになります。
① 75才以上のすべての人が強制加入となる医療保険で、これまでの「老人保健」や社会保険の扶養となっていた人(これまでは保険料負担はありませんがこれからは保険料負担が必要)も含めて、この制度にはいることになります。
② 保険料負担が全国平均で1ヶ月6,200円と試算されています。大企業の役員などは大変な保険料の引き下げ(年収700万円以下は負担増)になりますが、ほとんどの高齢者は負担増です。
③ 年金収入 月15,000円円以上の人は全員保険料天引き。 厚生年金の平均的な収入の人では、介護保険料との合計で約1万円が天引きとなります。
④ 65才以上の国民健康保険加入者の保険料も年金から天引き!
⑤ 保険料を滞納すると保険証の取り上げが行われる。
⑥ 医療費が高くなれば自動的に保険料が高くなる仕組みで、医療費の抑制が必ず起きる。
⑦ いくつかの病院にかかっている人や何日も通っている人の通院抑制が指導される。
⑧ 保険者が、県に一つの広域連合となり、市町村でなくなるために高齢者の悲痛な声が届かない。
「今より保険料が高くなるなら、買い物に今まで以上に気をつけなくてはいけない。」
「どこに苦情を持って行けばいいのか。」
「私は、何とかやっていけるがほとんどの老人は大変になる。」
「ようするに年寄りは早く死ねと言うことじゃね。」
« 病院、学校の統廃合と保育所の民営化 | トップページ | 例会中止 »
「後期高齢者医療保険制度」カテゴリの記事
- お年寄りいじめがますます拡大(2007.09.15)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント