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◆昨日と本日の2日間、臨時市議会が開催されました。つい先日、5月中の臨時市議会が開催されたばかりで一月の間に2回目の臨時市議会は異例中の異例です。 今回の議題は、国保特別会計の2008年度決算見込みで、約2億3100万円もの赤字を計上することになったことから、これを今年度の歳入から充用する議案を審議することが目的でした。
昨日、本会議で議案が上程されましたが、冒頭市長の陳謝から始まり、赤字理由などが説明されましたが、納得できないものでした。 本会議終了後、民生福祉常任委員会が開催され、委員会では承認されました。
本日の本会議で私が都合3度の質問に立ちましたが、この間の審議を通じて次の点が疑問点として浮かびました。 県からは3月18日に、国、県の交付金減額が通知されていたにもかかわらず、5月中旬まで、国保の担当部長や財政担当部長、そして市長に対しても何ら説明がされなかったという点です。
本来ならば、3月中に赤字額をなくす、あるいは減額させるための一定の努力がされなくてはいけませんでしたが、国保担当課内部からこの問題が上部機関に相談なくすすめられていました。 財政担当課に知らされたのが5月16日で、市長に知らされたのが5月20日で、そのときには赤字額を計上し、今年度から繰り上げ充用する以外に道が残されていなかったことは、担当課だけでなく執行部の重大な失態でした。
しかし、3月定例市議会には、国保会計で6000万円にのぼる国保基金への積み立てが提案されており、会計の精査がずさんであったといわざるを得ません。
本日の本会議では、以上の点を指摘して反対しました。 採決では賛成多数で承認されています。
以下に反対討論を掲載します。
今回の補正予算は、平成20年度決算見込みで約2億3100万円の赤字を計上することから、今年度の歳入から繰り上げ充用をするもので、その影響は市民生活に直接的に関わってきます。
平成20年度の決算が赤字となった原因は、療養給付費国庫負担金および財政調整交付金がそれぞれ、5.26% 1.25%減額され不足額が1億9000万円となり、さらに県支出金の財政調整交付金が1.6%減額で、6400万円あまりの不足を生じ、合計不足額が2億5452万円となり、赤字額が2億3100万円にのぼると説明されました。
このうち、療養給付費交付金の不足分は今年度中に追加交付されるといいますが、今年度、市民が負担する保険料が増大し、影響をさけることができないことをあきらかにしました。
保険料の増大額は説明されませんでしたが、市長は「県下で最高の保険料とはしたくない。」と発言されており、謝罪だけですまされるのでしょうか。
国保保険料は、これまで一定の低減の努力がされているとはいえ、市民にとって負担額が非常に大きく、今回の事態を受けての保険料引き上げは、市民生活に多大な被害を及ぼすことになります。
また、議案審議の中では、県から当市へ交付金などの減額が、3月18日付で通知されていたにもかかわらず、年度内に市民福祉部、財政課など、市全体での対策や検討がおこなわれず、年度をまたいだために、赤字回避のための有効な手立てが打たれなかったという市政運営上、重大な失態を演じていたことも明らかになりました。
3月議会に6000万円にのぼる国保基金積み上げが提案されており、執行部による会計精査体制の甘さも責任重大です。
市民に対して、保険料を滞納すれば、短期保険証や資格証明書の発行というペナルティを課し、あるいは、滞納金を差し押さえるなど、強制的に徴収している市長は、このような事態となったことに対して、市民にどう申し開きをしようというのでしょうか。
市政運営上での失態は、結局、市民に多大な迷惑をかけることになります。 昨年度の赤字額が今年度の財政運営に大きく影響し、繰り上げ充用額が大きな額に、のぼることから、 「保険料引き上げやむなし」との流れがつくられることは、市民として納得できる話ではなく、本議案に反対いたします。