介護保険料の不公平
◆先週、4月からの介護保険料が決まったことをお知らせしたが、基準保険料が一月分3910円から4900円に25%もの値上げとなるのだが、各段階で見ると低所得者ほど負担が大きいことが分かる。
2011年保険料年額 1段階 23,460円 5段階(基準額) 46,920円 9段階 82,110円
2012年 1段階 29,400円 6段階(基準額) 58,800円 11段階 117,600円
一目では全体的に25%の引き上げで「公平」に見えるが、所得ごとに負担割りを見ると
基準額は「所得80万円を超える」とあり、今年度が5.86%から4月からは7.35%に上がる。 最高段階では今年度が1.17%から1.68%に上がるにしか過ぎないのだ。
最高段階は、これ以上いくら収入があってもこの保険料で変わらないために、所得が上がるほど負担割合は下がることになる。
そもそも所得の高い人は、介護保険サービスを使わずに手厚い専任の介護をする人を雇うことができる。
◆一番の不公平は、介護保険財政の負担は、政府はどこまで行っても全体の25%の負担だが、高齢者は利用が進んでいくと1%負担が上がるのだ。 これだけの保険料負担は、多くのお年寄りの年金収入だけでは到底払いきれるものではなく、ここに目が行かない限りこの不公平は解消されない。
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