自治体財政の見方 研修終わる
◆今日は午前中に班に分かれて、例示されている地方自治体の財政状況調査票から、その自治体の問題点などを探り、議員として政策をどう打ち出すかという研修が行われた。
講師は総務相にアドバイスをするような研究所が当たったものだから、想像できるような行政改革を推進するような答えが導き出されるようなものであった。
我々が例題として,財政分析に当たったのが大阪府の泉佐野市である。
この自治体は、関西国際空港の隣接自治体として、莫大な投資をして「りんくうタウン」の造設を行ったのだが、期待したほど売れず、あとに残ったのが莫大な借金であり、その為に将来にわたって借金負担が自治体財政を圧迫することになったのである。
◆これを議員として政策提言を行うのであるが、一般的には「経費節減」「職員削減」をより厳しくとなるのであるが、これでは夢の持てる自治体とはならない。
しかし、そういった観点を持つことを講師は全く言わなかった。 ここからどうやって財政危機から脱出しながら,財政破綻から抜け出すか、これをどう成し遂げるかという視点がないことは全く残念であった。
他のグループが取り組んだのも、いずれも財政危機が叫ばれた自治体ばかりで、参加した議員にとっては「自分のところでなくて良かった」「こんな街なら、議員になろうというものはいない。」などの声である。
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