映画 春を背負って
◆先日、久しぶりに映画を見ることができた。作品は「春を背負って」という映画で、北アルプス立山連峰の大汝山避難小屋をモデルにしたもので、主人公の父が遭難者の救助に出かけ、自ら犠牲になり、長男の主人公が山小屋の経営を引き継ぐものだった。
◆北アルプスの雄大な山々が大変美しく描かれる反面、山の自然の驚異についてもしっかり描いていたのだが、物語性の何かが足らない・・・監督は木村大作で、前作がやはり北アルプスの剱岳の初登頂を描いた「点の記」だった。
このときは、最終的に剱岳の山頂に立つという結論があったから、メリハリがはっきりしていたが、今回作品はよく分からないまま終わってしまった。やや不満を抱えてエンディングをじっくり見切った。