公共事業もTPPの対象

◆TPP交渉に参加するかどうかが大詰めを迎え、野田首相は判断を一日先延ばしをしたが、TPP交渉に参加するだけだからなどとの詭弁は通用しない。　オバマ大統領に一言言われただけで、国会では入り口の議論さえしていないのに性急に事を急ぐ情けない状況で抜けられるはずがない。

◆先日の勉強会では、地方政府の事業もTPP の対象とされると言うことであった。　ただし下限金額があり、建設工事で7億5千万円、業務委託であれば750万円以上が対象とのことだ。

　そうなった場合、これ以上の金額はすべて関税障壁･すべての制限を取り払うことになる。建設工事で7億5千万円ならば、今問題となっている市民病院やゴミ焼却施設、あるいはちょっとした学校建物ならばすぐにこれを越えるであろう。　しかも、ランク分けや業者指名などと言うことは、自由化に反し何でもありと言うことになり、さらに英語版の説明書や仕様書を行政は整えなくてはならない。

◆市が市内業者を優先しようにも、それは障壁とされるので市内業者はたちまち、大手との競争にさらされることになる。　このことをある職員に伝えると　「そんなことがあるなんて知らなかった。TPPは絶対に参加させないようにしましょう。」このように強い口調で言われた。　言われなくても最初から我々はTPP反対だ。

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市の発注する業務にルールを設けるのが公契約制度

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◆私の今回の一般質問で取り上げるのが、公契約制度についてです。　これは、市が 発注する公共工事や業務委託の際、契約相手に対してそのもとで働く労働者の賃金や労働条件が、公正なものであることを求めるものです。　市は現状では、ほとんど価格でだけ判断しています。　ですから、税金を使った買いたたき、労働者や下請け先にまで、ひどい低単価、労働条件の押しつけの片棒担ぎ、責任があるのです。

　これに一定の歯止めを掛け、公正なルールの下で入札をおこなわせようとさせるものです。　これには千葉県野田市のように条例化するという手段もあれば、全国の幾つかの市でおこなわれている明確なルールを設け、発注先に求めている例もあります。

　法律家としての市長はどのように考えているでしょうか。

お悔やみ

◆先週、赤崎地区の工業団地内のコンクリート工場であった労災事故で、重体で入院されていた若い男性が亡くなりました。　この方の、親御さんは以前からの知り合いで、亡くなられたご本人とは話をしたことはありませんでしたが、昨日新聞報道で亡くなられたとの記事があり、死亡広告を見たところ、知り合いの方が喪主として、載っていましたので、初めてご家族であったことが分かりました。

　本日葬儀でしたが、本会議があったので朝一番にお伺いし、お悔やみを申し上げましたがお母さんは泣きはらしておられ、残念でならないご様子でした。　亡くなられた方は、先に砂に生き埋めになられた方を助けようとして、ご自分も生き埋めにされたもので、正義感が徒となってしまいました。　心からご冥福をお祈りいたします。

おめでたい話

◆今夜、民主商工会の新年躍進祝賀会があり、来賓として参加をしました。はじめに会長、来賓などのあいさつがあり、乾杯の後、懇談に入りました。　つぎに　参加者から一言ずつあいさつがありましたが、その中で、ある青年業者がとても素敵なおめでたい話をしてくれました。　

　結婚以来、子どもができなくて、不妊治療を続けてきて、あきらめかけていたけれど最後のチャンスとチャレンジしたところ、この度、着床が認められ妊娠が確認されたという話でした。　子どもの出産が少なくて、日本の将来に不安が広がっている中で心温まる話です。　出産まではまだ、困難なことがあるでしょうが、ぜひ出産までこぎ着けられることを心より願っています。

署名に共感の声次々と

◆今日の午前中は、山陽地区の署名統一行動に参加しました。私は、マイクを持って街頭宣伝です。　私以外に10人以上の人が参加し、地域を分担して回りました。私がマイクで訴えていると、家の前に出て聞き入り、話が終わると近寄ってきて「私にも署名をさせてください。」と歓迎されました。

　税務署近くのお宅では、「年寄りが病院にかかっていてなくなったら困ります。今さら他の民間の病院に行けと言われても、通い慣れた病院が良いです。」という声でした。

　途中でスピーカから雑音が混じるようになり、宣伝を中止して署名に回りましたが、断られた家は1軒もありません。

◆結局午前中2時間の行動で、225筆の署名が寄せられています。他のメンバーによると「署名を集めるから。」と預かっていただいた方もおられるようです。

　また、一緒に署名に取り組んでいる他の団体の方ともお話しする時間がありましたが、「なんとしても病院を守らなくてはいけない。白井市長のかっては許されるわけがない。」「私たちも署名に取り組んでいるから、議会にはできるだけ多くの署名をあげよう。」と、少々市長に対してお怒りの様子。

　議会が始まるまでにどれだけの署名が寄せられるか、注目です。

独居老人をねらい打ち

■今朝方、自治会の方から「独居の母が、下水配管の清掃をすると言う業者に無理矢理ハンコをつかされ、配管に水を流しただけの作業をして現金を取られました。」という連絡がありました。

　すぐに市の下水道課に連絡すると、担当者が「すぐに行く。」とのことで、一緒に被害のあった家に向かい、事情を聞きました。　

　また、近所の聞き取りをしましたが高齢世帯だけ訪問して、作業を進めていたことも分かりました。

　担当者によると、「業者がおこなった作業は、そもそも必要のないものです。被害にあった金額はわずかですが、お年寄りをねらい打ちにするようなやり方は、許せるようなものではありません。」「被害はここだけではなく、新生町や稲荷町あたりでも発生しています。主に北九州の方からきているようです。十分注意するよう回覧等で、お知らせを回してください。」とのことでした。

被害のあった近所には、若い世帯の家もありましたがそこには訪問しておらず、ことわりにくいお年寄りを意識して、選び無理矢理に作業をしています。法に触れないよう契約を結んだようにしていますが、お年寄りをだますようなやり方は許せません。

電気工事士

■今日は明後日からの宇部市議選の準備で、宣伝カーのセッティングをおこないました。　　　　　　　　　　　　　　枠をのせ、取り外したスピーカーを枠の上に載せ替え、約１時間半かけて仕上がりましたが・・・　私は、高校時代に電気工事士を取得していて、なんてことない作業のはずが、なんと音が出ない？？？

　音を出してみると、片方のスピーカーはウンともスンとも言わない？？？　

　配線を変えてみましたが変わらず・・・　スピーカーの後部を取り外してみると、中から白くてどろりとしたものが流れ出てきました。　スピーカーのコアが真っ白になっていて、「これじゃあ仕方がない。」　仕方がないでは済まず、スピーカーを代えて何とか音が出るようになりましたが、ボルトが錆びてねじ切れるなど、この作業は大変な苦労でした。

　作業の最後には、握力がなくなるほどでした。　汗もたっぷりかき、時間も予定より随分かかってしまいました。

明日は新春のつどい

■明日は、毎年恒例行事となった日本共産党山陽小野田市実行委員会の新春のつどい　が開催されます。　今日は朝から明日の準備と演し物の練習など、バタバタとしていました。

　記念講演は、元衆議院議員の中林よし子さんです。

　１部は、後援会の総会行事で、後援会の運動方針を決めたり、市会議員のあいさつ、中林さんの講演があります。

　２部がお楽しみ懇親会。　各後援会や有志による楽しい演し物に、後援会世話人の大喜利そしてお楽しみ、特等２万円の商品券が当たる福引きで最後を閉めます。

　実は、この福引きの特等、昨年、一昨年とも生健会後援会のＫさんに連続であたっています。

　いつも１５０人くらいの人が参加していますので、確率にすると約２２，５００分の１!!!

　さあ今年は一体誰の手に特等が当たるのでしょうか。　もし、同じ人だったら約３５０万分の１の確率をものにすることになります。　特等でなくても、1等２等はいい商品が準備されています。

　大喜利は昨年から、始めたものですがテレビで見るのと実際に演じるのでは大違いです。　今年の練習では、まわりで練習を見ていた人が爆笑。

　本番でもうまくいくといいですね。

　新春のつどいで元気を付けて、今年の飛躍につなげていきます。

下関市議選

　■今日は、早朝から下関市議選で立候補される共産党候補の応援で、滝部に行ってきました。昨夜からの天気予報は雪を示し、厚狭の松岳山がうっすら白くなっていて、道中を心配しましたが雪もなく、時間前に順調に着くことができました。

　出陣式には地元の保守系市会議員や岩国からの応援の人など、様々な人が事務所に詰めかけ、事務所には入ることができないほどでした。

　外の日向で座っておられた方が、保守の議員さんで、お話を聞くと、

「合併してえかったのは、水族館に安く入れることぐらいで、後は何もええことがなかった。　小泉のやつが悪いことばっかりやって、年寄りをいじめてばっかしじゃ。　江島は（下関市長）街のことはやっても、田舎のことは知らん顔。　造らんでもええのに市役所を新しゅう造るちゅうし、ゴミ袋まで値上げじゃ。ここは、共産党にがんばってもらわにゅあいけん。」

このように語り、合併選挙での共産党候補者への期待の大きさを感じました。

　出陣式には、中林よし子さんが力強く応援の演説、その後候補が合併以後の住民の暮らし破壊の連続を話し、最後に住民の暮らしを守る議席を与えてくれるよう訴えました。

　候補者の出発の後は、後援会員訪問のお手伝いなどしました。

山陽小野田市、資格証明書発行が山口県一

■山陽小野田市は国民健康保険料の長期滞納を理由に、診療の際に医療機関窓口でのいったん全額払いとなる資格証明書の発行率が山口県一であることが明らかになりました。

　発表された資料は昨年6月と今年6月時点での、保険料滞納世帯と資格証明書発行数および滞納比(滞納世帯のうち資格証明書が発行されている比率) の県内比較です。

　昨年6月時点での資格証明書の滞納比では　多い順に

①岩国市２５．５％　②光市２３．７％　③山陽小野田市２０．６％　④山口市１４．２％　⑤防府市１３．６％となっていました。
　今年6月時点では、

①山陽小野田市２６．６％　　②光市２４．５％　③岩国市２３．２％　④山口市２０．４％　⑤下松市１６．２％　

となります。山陽小野田市が県下で一番市民に冷たい数値です。

資格証明書をもつ人はマレ
　
■資格証明証明書は、国民健康保険の資格があるということで、診療を受けた場合、窓口でいったん自費で10割負担の必要があります。

後で、市役所の窓口で払い戻しを受けることができるとなっていますが、滞納している保険料と相殺という場合もあり、さらに納付指導を受けることから窓口を訪れることが、なかなか難しい問題です。　

　また、市の健康診断を受けるには医療機関に行かなければなりませんが、保険証が必要となることから、成人病検診さえ受けられなくなります。
　

　実際には資格証明書を交付されることはまれで、受け取りに行く人はほとんどいません。　行けば必ず、督促を受けイヤな思いをするからです。

滞納は増える一方　

■山陽小野田市では、滞納世帯が昨年6月時点で1582世帯から、今年6月は1822世帯と急速に増えています。　

　いったん資格証明書が発行されると、正規の保険証を発行してもらうためには、市が柔軟な対応に切り替えない限り、滞納している保険料の全額支払いが原則必要となり、抜け出すには大変な負担が必要となります。　

子どもにも保険証を与えず

■山陽小野田市の国保行政で、私がもっとも問題と思っているのが、子どもにも責任を押しつけている点です。　多くの子どもたちが親の連帯責任で保険証が事実上、無いという事態です。今、子どものいじめが問題になっていますが、いじめをなくすために多くの人が努力し、親も心を痛めていますが、いのちを守る保険証を子どもからも取り上げることが、正しい市政といえるのでしょうか。