◆竜王山オートキャンプ場は多くの設備を兼ね備え、たとえ手ぶらで来てもキャンプを楽しむことができます。
夜はたくさんの照明があり、昼間と変わらないくらいの明るさです。先日も夕べもたくさんのキャンパーがおられました。 しかし、この明るすぎる照明が災いしているのがヒメボタルの飛翔数に現れています。
2003年と2004年に毎晩、計数機でカウントしていますが、車道の「三叉路」からキャンプ場上部斜面、「100年への森」にかけて、2003年の5月28日に最高で1689頭、2004年は最高が5月25日の700頭でした。 明らかに減少していました。
今年は、「100年への森」のところには約200頭のホタルが輝き、斜面を飾り立てていましたが、三叉路から「100年への森」までほんの数えるほどしかいません。
異常な減少の仕方です。
ヒメボタル研究家としては、現在、第一人者と言われている「兵庫県立人と自然博物館」の八木剛研究員が、2004年に調査にこられ、そのときに「稀に見る大産地」と表するレポートを発表されましたが、今年きわめて発生が少なくなったことについて
「オートキャンプ場の照明による影響を無視するわけにはいきません。」
「ヒメボタルは光ることによって、種を保存しようとしているわけで、発生数が極端に少なくなっていることは、明るすぎる照明の影響と考えられます。」
このように語っておられます。
車のライトが目くらまし
◆また、車道を多くの車が通り、中腹の駐車場や山頂を目指していますが、この車のライトによって、せっかくヒメボタルの観察をしていても、光りが消滅し人の目にも影響を与え、車が通りすぎた後、しばらく真っ暗な状態となります。このことについて、本山校区で観察会を引率された方は
「車のライトが目くらましになって、ホタルの光が見えなくなりました。また、多くの子どもたちを連れて行きましたので、安全上も心配でした。」
「せめてホタルが飛んでいる間だけでも通行止めにしていただくと安心して、観察できます。」
このような要望の声を上げておられます。
また、宇部から毎晩、写真を撮りに来ておられる方は
「長時間露光で写真を撮りますので、車が通るたびに、中断でなかなかいい写真になりません。」
車道を歩いて鑑賞することが、多くの方にとって一番安全で楽な楽しみ方です。モミジ谷で鑑賞する人がたくさんおられますが、モミジ谷は坂が急で階段があり、下部は暗くて危険な場所もあります。
車道の通行止めで多くの方が安全に鑑賞を楽しむことできます。
写真 3枚とも今年、「100年への森」で撮られたもの
3枚目の写真は私の友人の作品「森の妖精」です。