山陽オート 06年度決算
■9月議会に、昨年度の各会計の決算が提案され、審議がすすめられています。 私の所属する環境経済委員会では、山陽オートの決算審議が行われました。 私は、決算認定に反対しました。決算収支概略は表の通りです。
決算内容について、説明します。
売上額
■1日平均売上額は2億2200万円で昨年比107%。
・本場売上は、
26億3千万円で全体の21%にしか過ぎず、場外売上に頼っている状況です。
入場者 ■入場者数合計は149,135人です。 1日平均入場者は2、663人で昨年比107%
日動振交付金 ■山陽オートでは、売上額に一定割合を上部団体の日本小型自動車振興会(日動振)に交付しなければいけませんが、05,06年度は交付が猶予されており、交付金額は事務費分の最低保証だけです。 猶予されている交付金は9億6900万円で今年度には猶予の特別措置が終了します。
この納付猶予分が黒字化に貢献しています。しかし、いずれは納付しなければなりません。
包括委託料 ■06年度の1月7日より、オートの運営を民間事業者に委託しました。 包括委託料として支払われます。 その分として、宣伝業務や場内整理業務などが減額されています。 また、包括委託により、06年度は最低保証4,500万円、07年度以降は売上額の0.8%最低保証1億1千万円が市側に支払われることになります。 この包括民間委託が続く限り、黒字が続くことになります。
前年度繰上充用 ■オート事業は1997年度より赤字になり、赤字を収益金の中で支払うことができるあいだは良いのですが、繰り越しの収益金がなくなると、一般会計から繰入ができませんので、翌年度の売上の中から充用することになります。 翌年度では、その分を経費として計上することになります。