■10月1日付の赤旗日曜版の真ん中に、見開きで「太陽系わくわく新時代」という記事がありました。
記事の中味は、先日来盛り上がっていた太陽系の惑星の定義についてです。
国際天文学連合(IAU)が総会を開き、大激論の末に惑星の定義を決め、その結果、冥王星が惑星ではないと結論づけられたというものです。
太陽系の惑星の定義
①太陽を周回する。
②球形を保つに十分な質量があること(直径800km以上)
③軌道の周囲に他の天体がない。
以上の3条件を満たすこととされ、冥王星は①と②は満たしましたが、③を満たすことができず、惑星から除外されました。
しかし、惑星定義のメンバーである渡辺潤一さん(国立天文台情報センター長)は、冥王星について「報道では降格とされましたが、格上げといってもいいと思います。太陽系の化石ともいえる重要天体の代表に位置づけられたからです。」
「冥王星の一族を調べることで、太陽系の初期に何が起こったのか、情報を得ることができます。」
このように語っています。惑星の定義が問題になったのはまさに科学の進歩ともいえるもので、1992年に冥王星の一族は発見されその後1000個くらい見つかっています。
こんなことは常識、わたしは初めてこの記事にふれ、太陽系について「あまりに無知」であったことに気づかされました。 記事を読み進むたびに「へぇー」と感心しきりです。こんなことも知っていなかったのかと思い知らされました。
太陽系のへぇー
①エリス・セレス・その他のいくつもの天体が太陽系には含まれていたこと。9個とばっかり思ってました。
②「惑星」の名は、肉眼で見える水星・金星・火星・木星・土星が星座の間で複雑な動きをするため「まどう 惑う」という意味から命名されたと言うこと。 へぇー
③木星・土星は地球より10倍も大きいこと。
④公転周期(太陽の周りを一周する)について地球を1(1年)としたとき、火星が約2年、木星は12年、土星が約30年、天王星84年 海王星165年 冥王星165年!! さらに外側のエリスに至っては557年 もかかること。
⑤火星と木星の間に小惑星帯があるということ。
⑥星座が88と決められていること。
⑦地球が太陽系の中で5番目に大きな天体であること。
以上、わたしの無知が明らかになりましたが、天体への興味が尽きない記事でした。