「債務整理します。」 何で今更
◆最近、新聞やテレビでも「債務整理します。」とのコマーシャルが沢山見受けられます。 私はかなり以前から、サラ金からの多重債務整理を手がけてきましたが、かつてはこんなことはありませんでした。 全国の共産党議員や民主商工会、民主的な法律事務所などが、利息制限法と出資法を主張する債権者(サラ金貸金業者)との間でバトルを繰り広げてきました。
◆貸金業者は「借りた責任」を振りかざし、取り引き履歴書提出要請に、なかなか応じようとしませんでした。 しかし、最高裁まで戦った結果、利息制限法での主張が勝利を次々と収めるようになり、国会でも利息制限法の改正がすすみ、今ではあちこちの法律事務所や司法書士事務所が「債権整理」の看板をかかげるようになりました。
◆「腎臓売れ」「目の玉売れ」で、逮捕者まで出した業者との交渉をしたことがありますが、交渉が長引き1ヶ月を過ぎると担当者が替わり、それまでとは比べものにならないほど迫力のある圧力を感じたことがあります。 また、いきなり怒鳴る業者も今したが、その際には「録音している。」と言えばとたんに大人しくなったものです。
◆最近は、まったく抵抗もなく取り引き履歴書を出してきたり、こちらが一方的に再計算をし、「この通りに支払う。」としてもそのまま通りました。 かつてからの苦労が今は随分簡単になった結果、素人でも「サラ金債権の整理を手伝う。」と言って、手数料を徴収するものまで現れる始末です。
◆今日、ある人が訪問してこられましたが、かつて債務整理を手伝った方で当時は苦労したことを思い出しましたが、また債務の相談でした。 「もうくり返して欲しくない。」 一度手を出した人はくり返されることが多く今日も、何か釈然としない思いを持って相談にのりました。
















